小話少々 記憶 忍者ブログ
腐向です。 閲覧注意! 銀新・新八受け
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今更記憶喪失の話捏造



銀時が交通事故にあい、 記憶喪失になった時のこと。
投げやりでいい加減な男は消え失せて、 その代わり真面目で誠実な瞳を持った青年が目の前に居た。


「…………どうしてでしょう……。」
記憶を呼び戻す足がかりを掴むために訪れた志村邸。
新八の淹れた茶を一口飲み、 銀時は重々しく口を開いた。
「今日、 色々な人と会ってきたけど、 僕の記憶が戻ることはなかった……。」

何を話すつもりなのか。
戸惑うような銀時の表情に、 悪い予感が拭えない。 苦い想像ばかりが頭を過ぎる。 
胸の奥がざわつく。 目頭の発熱。 視界が滲む。 心臓が軋んで苦しい。

―たとえ記憶を失っても銀さんが銀さんであることには変わりないはずなのに。
僕らの過ごしてきた時間はそんなに希薄なものではなかったはずだ。
少なくとも僕や神楽ちゃんはそれを願い、 彼を信じてる。

それなのに何だかすごく、 やるせない。 侘しい。

思わず顔を伏せた。


「でも、 一つだけ判ったことがあります。 

新八君、 君が隣に居るときが一番、 落ち着く気がします……。
……ねェ、 こういうことを言うのはなんですが……。
もしかして僕と君は、 記憶を失う前……




恋人同士、 だったんじゃないのかな……」




普段見ることはない、 引き締まった表情で言い切った。
下から顔を覗き込まれる。 感情を悟られないよう逸らしていた目を無理矢理合わせられた。

電気信号で情報を伝達する脳、 記憶を司る海馬。
それを越えた、 合理性は無くとも深く魂に刻まれているはずの何か。
きっと新八と神楽が切望したもの。
そこに、 


―あんたの中では、 僕らの時間はそんな形で刻まれていたんですか?

呆れながらも、 こみ上げてくる気持ちのくすぐったさにうろたえる。
いたたまれないむず痒さを噛み締めた。




「……なんだ、 ちょっと性格変わったように見えても、 やっぱり銀ちゃんは銀ちゃんアル。」
二人の様子を見て安心した神楽は見せ掛けだけの溜息を吐いて、 にっこり笑った。


 



……原作に繋がりません。
クリスマスに潔いほど関係なくて困りました。







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